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オバケの恐がり方は年齢によって異なる


 ABC Science より。

■ オバケを怖がるのは誰かを示す研究
 Study finds who is afraid of the bogeyman

 夜、子供が悪夢を見てすっかり怖がってしまいました。そんなとき、親は何と言って安心させてあげればよいでしょうか? 新たな研究が示唆するところによると、その前にまず、どんな生き物が夢に現れたのか、尋ねてみるのがよいようです。

 米国カリフォルニア大学の心理学者 Liat Sayfan 博士は、自身の子育ての経験から、夢の中に出てきた生き物が、実在の生き物なのか、それとも空想の生き物なのかによって、子供の恐がり方が異なることに気がつきました。

 そこで彼女は、このことをよりきちんと調べるため、48名の子供(4~7歳)を集め、ある物語を聞いてもらうという実験を行いました。物語は2種類ありました。ひとは、熊のような実在の怖い生き物に遭遇するという物語、ひとつは、魔女のような架空の生き物と遭遇する物語でした。いずれも、子供たちを本当に怯えさせてしまわないよう、あるキャラクターが主人公となっていました。

 彼女らは、聞いた後の子供たちに、物語の内容について尋ねました。

 結果はこうでした。実在の生き物の話を聞いた子供たちの反応は、性別によって異なっていました。男の子は、生き物をやっつければよいと話し、女の子は、逃げてお父さんお母さんを見つければよいと話しました。いずれも、怖い生き物を避けようとする反応を示したのです。

 一方、空想の生き物の場合は性別の違いは見られませんでした。その代わりに、年齢による違いがありました。

 未就学の子供は、状況を良いものにしようとする反応を示しました。この魔女は本当は良いおばあさんだ、などと答えたのです。一方、6、7歳の子供たちはこれとは対照的な反応を示しました。この生き物は実在していない、などと答えたのです。

 彼女はこう説明します。4歳の子供は、現実と空想の生き物の違いは分かっていても、いざ恐怖に対処するとなると、この知識をうまく使えないでいます。すなわち、空想に没頭し、現実を考えられない状態になるというのです。7歳頃になってやっとうまく知識を使えるようになるのだと述べています。

 したがって、もし幼い子がオバケの夢を見て怖がっていた場合、どう言って安心させてあげればよいか。今回の研究から言えるアドバイスはこうです。「オバケなんてウソさ」ではなく、「このオバケさんは実はとっても心が優しいんだよ」と、教えてあげましょう。

 なるほど・・・。記事には詳しい集計方法や具体的な数字が書かれておらず、確かなことは元論文を参照する必要がありますが、それでもアドバイス自体は、確かにそうかも、とつい頷いてしまう内容です。子供のいる方はぜひ再検証の実験をやってみて下さい。

【参考リンク】
・元論文:調べ中

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