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三人の追っ手


 私を追うのは三人の男。
 みな近くまで迫っていた。
 私は逃げ続け、南の果てまで来ていた。
 もう終わりにしたい。西に送られるなんて真っぴらだ。
 
 彼らにはこれが最後のチャンス。
 私が望んだのは普通の平和だったのに。
 こんなときに限って鳥は川を流れない。
 まして竹を四本も待つなんて愚かしい。
 
 瞬間、何が起きたのか分からなかった。
 気づいた時には私は彼らの一人に銃を打っていた。
 まん丸い一つの弾はそいつの頭の片方に当たって刻まれた。
 そいつは短い叫び声をあげた。
 そいつは私の親だった。
 そいつは跳ねて笑っていた。
 
 もう西にすら行くことはできない。
 私は多くを失った。
 

 
 
 
 あなたに問いたい。
 そのときそいつが何て叫んだのか、分かるかい?

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コメント (1)

「ロン!」

 「・・・えッ? 当たり?」

「そのとおり!」

 「うわ、親ッパネかよ、最悪だ・・・。」

「1万8千点。悪いけど、1位4位の入れ替えで俺の逆転トップだわ。」

 「せっかくトップで逃げ切れると思ったのに・・・。」

「トップって言っても、3万点ぎりぎりじゃないか。どのみち西入してたんじゃない?」

 「いやね、早いうちに平和(ピンフ)でテンパイしたのはよかったんだけど。こんなときに限って一索も四索も出てこないなんて、ツイてないよ。」

「ツキはこっちにあったみたいだな。」

 「お前の待ちは・・・一筒と白のシャボ待ちか。てっきりヤオ九牌はセーフだと思ってたよ。」

「うまく捨牌をカモフラージュできたと我ながら思うよ。」

 「ああ・・・。」

「南4局での逆転なんて、ドラマチックだね。」

 「もういいよ、放銃したことはもう忘れた。次だ、次。」

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