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雑メモ2つ

 雑メモ その1
 
 「最強のファイナンス理論」(著:真壁昭夫、出版:講談社現代新書)
 という本が、たいへん面白い。
 現在はまだ、序章を読み終わったばかり。続きがすごく気になります。
 
 この本が取り扱うのは、「行動ファイナンス理論」と呼ばれる理論。
 
 この理論は、ファイナンスの中でも比較的新しい分野にあたり、心理学の知識を使って、金融市場の動向を解析しようとする理論らしい。

 従来から知られている、いわゆる「伝統的ファイナンス理論」は、とある重大な前提を元に理論を組み立てている。
 それは、投資家は常に合理的に行動しており、それゆえに市場は合理的に動いている、ということ。
 ところが、実際の投資家は、人間であるがゆえに、間違いもするし、非合理的な行動をとる。
 そのため、短期的に金融市場では、理屈どおりではない事象や動向がしょっちゅう起こっている。
 伝統的ファイナンス理論では、そういった現象は、すべて例外的であるとして片付けられてしまう。
 
 そこで、行動ファイナンス理論は、伝統的ファイナンス理論の補強剤としての役割を果たす。
 この理論は、経済学と心理学を融合させることによって、人間の非合理性を前提にした、より現実に近いファイナンス理論を構築しているのだそう。

 ちなみに、この理論の礎となる「プロスペクト理論」という理論があるそうだが、この理論を発表したD・カーネマン教授は、2002年のノーベル経済学賞を受賞している。



 雑メモ その2
 
 明確な根拠はないけれど、なんとなく、こう思った。
 あるいは、自己反省も含めて。
 
 「逆説的に言うと」と言ったとき、およそ半分の場合は、
 「逆に言うと」と言った方が適切。
 「逆に言うと」と言ったとき、およそ半分の場合は、
 「別のことを言うと」と言った方が適切。

 
 

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コメント (2)

六法亭:

■面白そうな本ですね
すごく興味を惹かれます。
学生時代、大学の講義で経済学をとっていたのですが(もちろん一般教養科目なので触りだけです)、講義を聴きながらいつも思っていました。
「そんな合理的な人間いないだろ。
 ということはその個々の総和である経済全体はまったく違う動きをするんじゃないのか?」
やはりこういった疑問は誰しもが心のどこかに引っかかっていたんでしょうね。

試験合格できたらまず始めにしたいのが数学の勉強。
なんとか理系大学1年生くらいのレベルにはもっていきたいと思います。
(・_・;)

riverplus:

■数式が少なく、すらすらと読めます
コメントどうも感謝ですー。

「市場参加者のすべてが、デューク東郷のような意志の強さや能力を兼ね備えることは、事実上、不可能だ」

などと(笑)、経済初心者の僕にも非常に懇切丁寧に説明してくれています。

経済学と心理学が一体どのようにして折り合いをつけていくというのか? ドキドキしながら読み進めていきたいです^^

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